ホーム

産業技術数理コンソーシアム

産業技術数理コンソーシアム

拠点リーダーメッセージ ダウンロード 産業技術数理コンソーシアム

産業技術数理コンソーシアム

『産業技術数理コンソーシアム』設立趣旨(2008.8)

近年、数学と技術が直結しつつある。たとえば、CG,情報セキュリティー,制御,ウェーブレット,金融工学,バイオなどである。とくに代数,幾何と技術との融合が顕著であり、今後、より大きく発展する様相を見せている。同時に、たとえば数値解析、統計学といった、従来からも陰に陽に技術と結びついていた数学分野は、いうまでもなく重要であり続けるであろう。21世紀は、まさしく、このような拡がりをもった新しい数学の時代の到来といえる。

じっさい、産業発展の基礎として数学はますます欠かせないものとなった。欧米では、このような状況を反映し、数学研究者の産業技術への関心と理解が飛躍的に進んでおり、またその進出も盛んであるが、その純粋数学志向の強さから日本は立ち遅れた状態にある。このような環境下、わが国では数学を学んだ優秀な学生が積極的に技術に目をむける機会は乏しい。九州大学では、文部科学省グローバルCOEプログラム「マス・フォア・インダストリ教育研究拠点」形成事業の一環として、一大学にとどまらず、わが国の将来の産業技術への数学の応用を積極的に推進するために、産業界と共に、新たな数学研究分野であるマス・フォア・インダストリ(Mathematics for Industry)の開拓と、 技術センスと高い数学能力を備えた人材の育成を目指して、産業技術数理コンソーシアムを立ち上げる。

コンソーシアムの目的

・産業界と大学間の交流を通じて、役に立つ数学を開拓し、数学の技術移転をめざす。
・対話を通じ、産業界における技術者・研究者が数学スキルを磨く際の支援を行う。
・大学における人材育成に産業界が協力・支援を行うシステムを構築する。
・産業界における人材育成に大学が協力・支援を行う。
・役に立つ数学の研究から新しい数学研究分野を育てる。

活動内容

・数理に関心をもつ産業界、大学等の技術者・研究者が交流する場(ワークショップなど)の企画運営を行う。
・産業界と大学等の共同研究を推進する。
・産業界においては博士課程学生の長期インターンシップの受け入れを積極的に検討し、大学においては産業界の技術者・研究者を社会人ドクターとして受け入れる。
・産業界は大学へ研究者を派遣し、講義、セミナー等により大学院生の教育に参画する。
・産業界と大学間の交流を促進し、相互理解を深め、数学系大学院での新たな人材育成に役立てる。
・産業技術数理に関する情報発信と啓蒙活動を行う。

背景

・わが国の数学風土について。

わが国の理学部数学系教室では純粋数学志向が強く数学の応用への意識が低い。そのような環境下では数学を学んだ優秀な学生が積極的に技術に目を向ける機会は乏しく、時代の要請にあわないどころか、科学技術創造立国としてのわが国の将来への数学の貢献への道を閉ざす(広げることを妨げる)ことにもなる。

文科省科学技術政策研究所の調査(2006)によれば、(i)欧米に比べ、企業の開発研究現場において数学をバックグラウンドに持つ研究者の比率は格段に低い(研究チーム内の割合:欧米65%>日本26%)が、(ii)国内の研究開発の現場は、欧米の水準を期待している。

・新しい技術への貢献のほか数学は生産性を高める可能性を秘めている。

市販汎用ソフトの乱用による無駄の排除には数学の理解が不可欠であるさらに正しいかどうかの判定をソフトに委ねてしまうことによる不安、危険を排除できる。
個別モデルの普遍的な理解を得るためには、数学的視点が役立つ。

・高い数学的素養を持つ人材の育成は国の発展に欠かせず、学術の振興上不可欠である。

コンソーシアム活動を通じて、産業技術数理研究センターを、ミネソタ大学数学・応用研究所(米,1982年~)、オックスフォード工業・応用数学センター(OCIAM)(英, 1989年~)、フラウンホーファー技術数学及び産業数学研究所(独,2001年~) 、欧州産業数学コンソーシアム(ECMI,1986年~)などの発展形に育成することをめざす。

コンソーシアム運営概要

コンソーシアムのハブ機能を九州大学数理学研究院/産業技術数理研究センターに置き、ワークショップなどの交流の企画・運営、News Letter の発行(web, 年4回程度)などの各種情報の提供、およびそれらにかかる事務的用務を行う。
コンソーシアムは、パートナー企業等で校正される。ただし、パートナーのメンバーとは、下記のうちひとつもしくは複数の協力をしてくださる企業もしくは公的(教育研究)機関とする。
1)共同研究
2)人材派遣
3)ポスドク等雇用の支援
4)出版助成等への協力
5)ワークショップへの参加ならびに支援(開催場所提供,開催費用部分負担など)
6)博士後期課程学生の長期インターンシップ(3ヶ月以上)の受け入れ

趣旨にご賛同戴けましたら、コンソーシアム参加へのご検討をよろしくお願い申し上げます。パートナーへの参加の詳細につきましては、お問い合わせいただければ幸いに存じます。

お問い合わせはこちら

ニュースレター(産業技術数理コンソーシアム)

現在長期インターンシップにおいて博士課程学生を受け入れていただいている企業です.

株式会社 日立製作所 Hitachi, Ltd.
日本電信電話株式会社 NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION
三井造船株式会社 Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd.
株式会社 東芝 TOSHIBA CORPORATION
宇部興産株式会社 Ube Industries, Ltd.
DIC株式会社 DIC Corporation
日本アイ・ビー・エム株式会社 IBM Japan, Ltd.
株式会社 富士通研究所 FUJITSU LABORATORIES LTD.
パナソニック株式会社 Panasonic Corporation
日新火災海上保険株式会社 Nisshin Fire & Marine Insurance Co.,Ltd.
ゼッタテクノロジー株式会社 Zetta Technology Inc.
マツダ株式会社 Mazda Motor Corporation
アイエヌジー生命保険株式会社 (オランダ) ING Life Insurance Company, Ltd.
新日本製鐵株式会社 Nippon Steel Corporation

ロイヤル フィリップス エレクトロニクス (オランダ) Royal Philips Electronics (準備中)
IBM トーマス・J・ワトソン研究センター (アメリカ) IBM Thomas J. Watson Research Center (準備中)

<産業技術数理コンソーシアム パートナーメンバー企業>
株式会社 日立製作所 Hitachi, Ltd.
宇部興産株式会社 Ube Industries, Ltd.
日新火災海上保険株式会社 Nisshin Fire & Marine Insurance Co.,Ltd.
マツダ株式会社 Mazda Motor Corporation
新日本製鐵株式会社 Nippon Steel Corporation
株式会社富士通研究所 FUJITSU LABORATORIES LTD.
株式会社ターボデータラボラトリー Turbo Data Laboratories,Inc.